7月~8月のおすすめ食材

夏 暑さで体の中に熱がこもるため、汗をよく出し水分代謝を盛んにして暑気を払う。「補陰養心」 陰(血・津液)を補い心臓のケアをする食事が大切と和漢膳で学びました。4つの食材を紹介したいと思います。

キャベツ:胃炎や潰瘍のの改善効果。胃腸の働きを高める

淡色野菜の葉。平性食品(滋養・強壮作用)性質。甘味で、胃や十二指腸潰瘍の予防効果があります。また、疲労回復や便秘にも有効。栄養素は、ビタミンA.C.U.カルシウム、カロテン、ミネラル、食物繊維を含みます。潰瘍がある場合は、茹でたりジュースにして摂取することをお勧めします。エネルギーは23kcal/100g。旬は春キャベツ:3-5月.夏キャベツ:7-8月.冬キャベツ:1-3月

 

ごぼう:食物繊維が多く腸内環境を整える。イライラを鎮め心臓に良い

淡色野菜の根。寒性食品性質。甘味があり苦みや辛味も含まれて、解毒作用や東洋医学では「むくみの妙薬」と言われています。便秘の解消、整腸、動脈硬化やがんの予防、血糖値を下げる効果があります。栄養素は、イヌリン、セルロ-ス、リグニン、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅。エネルギ-65kcal/100g。旬は、ごぼう:4-5月、11-1月、新ごぼう6-7月

うなぎ:土用丑の日。ビタミンAが豊富で疲労回復、感染症や胃潰瘍などの予防改善作用。視力低下予防。

平性食品の性質。甘味があり、疲労回復、感染症や潰瘍予防改善、視力低下、胃腸の粘膜を保護し消化・吸収を促す。栄養素は、脂質とビタミンAが豊富、ビタミンEやコラーゲン、血栓を防ぐEPA、脳の働きを高めるDHAも豊富。エネルギー293kal/100g。旬は晩秋~初冬

こんぶ:新陳代謝を促し美肌効果。血圧やコレステロールを下げがん予防にも期待

寒性食品の性質。えん味(うま味)があり、高血圧や心筋梗塞の予防、便秘解消、骨粗鬆症予防や精神安定効果があり、改装の中でもヨウ素の含有量が多く、新陳代謝を促し美肌効果、血圧やコレステロールを下げ、がん予防にも期待されている。栄養素は、多糖類や食物繊維、ビタミン、ミネラル、グルタミン酸、カリウム、ヨウ素。エネルギー28kcal/100g。旬は7-9月