二十四節季: 芒種(6月6日~6月21日)~夏至(6月22日~7月6日)

この時期は、梅雨に入り穀物を植える目安の時期~一年で昼間が最も長く夜が最も短くなります。今年は、例年より早く梅雨に入りました。

夏へ移行するこの時期は昇温期で、身体に熱がこもりやすくなります。基礎代謝量が減少し、気温の上昇よりも遅れはじめるため体内に熱がこもりやすく、発汗で皮膚を冷やそうとしても外気温が高く皮膚温が十分に下がらず、身体がだるくなったり、食欲がわきにくくなることもあります。

また、梅雨入り後の5月ゴールデンウイーク明けから7月梅雨の終わりころは、雨が降る前に気圧が下がり、気圧が下がると頭痛などの気象による症状が出やすくなります。

私たちの身体は、気圧差、湿度、寒暖差(室内外)の影響を受けます。気温差7℃以上で体温調節に使うエネルギー消費が大きくなり、体調に影響しやすくなります。

日常生活でスーパーなどに買い物に行くと、冷房の効きがよく気温差の激しい機会の多く触れるようになります。冷房の効きがよい場所に行く際には、少しでも身体のストレスを少なくする工夫(着脱しやすい服やスカーフ等を一緒に)をしてもよいのかも。

※➀季節・気候・気象を味方にする生き方  石川 勝敏著、②気象病のハンドブック 久手堅司著、③図解 日本人なら知っておきたいしきたり大全 岩下宣子著を参照しています。

最近、私の周りでは見かけなくなりましたが、子供のころ家族と一緒に6月の終わりだったでしょうか、「大祓(おおはらえ)」の行事があり、茅(チガヤ)で作られたのか、神社で輪くぐりをした記憶があります。日本のしきたりや行事は、実際の暑さ(気温)はかわりませんが、雰囲気やその場を感じることで気持ち的に涼しくなるような気がします。