9月~10月のおすすめ食材
日中は暑いのですが、暦では秋を迎え食欲の秋のシーズンになります。美味しいものが出てくるシーズンですが、気候の変化が少しずつ影響しているように感じます。秋は、疲労の回復と寒い冬に備える時期です。この時期の食材を3つ紹介します。
れんこん:のどによく、胃もたれや消化不良を改善。便秘の改善や整腸
根淡色野菜。寒性食品(体を冷やし熱を除く)。甘味あある。粘膜やのどを潤し、のどの渇きを抑える作用。栄養成分のムチンは、胃もたれや消化不良を改善し、タンニンは咳止め効果がある。栄養素:でんぷん、ビタミンC、B1、B2、鉄、銅、タンニン、ムチン、食物繊維。エネルギー:66kcal/100g。旬は9月~12月。
さんま:食欲増進、疲労回復、貧血や骨粗しょう症に有効
平性食品(滋養・強壮作用がある)。甘味。脂質が多く、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が豊富で、たんぱく質の吸収率が96%と高い。苦味のあるはらわたはレチノールが豊富で抗がん作用がある。魚の焼き焦げた部分に発がん物質が生成される心配がある。ビタミンCがこれを解毒してくれるので、レモンや大根おろしを添えるのがよい。栄養成分:脂質、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エンコサペタエン酸)、ビタミンD.E.B12、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、セレン、ヨウ素、リン、銅、亜鉛、鉄、カリウム、マグネシウム等。エネルギー:287kcal/100g。旬:9月~10月
ぎんなん:肺を潤し、働きを良くし、寒さに抵抗力をつける強精作用
「生命力のある食べ物」と呼ばれるほど、栄養に優れた木の実。βーカロテンが多くアンチエイジングの効果があり、カリウムが豊富で体内の浸透圧調節、30種類以上のフラボノイドあり、抗炎症作用や免疫異常で起きるアレルギー反応を効果が期待できるといわれている。ただ、銀杏を食べすぎると中毒を引き起こす可能性があるので食べ過ぎには注意。栄養:βーカロテン、パントテン酸、ビタミンC、カリウム、セレン、クロム、ビタミンB1、ビオチン等。エネルギー:169kcal/100g。旬:9月~11月。