皮膚: 表皮層について
表皮は外気と触れる場所で、厚さ約0.05~0.1mmのバリア機能を持つ 、弱酸性の保護膜です。
皮脳同根(胎児が成長する時、皮膚と脳は同じ細胞から分裂)で、第三の脳ともいわれています。
表皮には四つの細胞層があります。➀→④の順に成長します。
表皮の四つの細胞層
➀基底層:赤ちゃんの細胞が並ぶ 波型の強固な被膜
②有棘層:➀が成長し 若々しい少年細胞に
役割 「角質」と呼ばれる強固なたんぱく質、ケラチンを生成
③顆粒層:②が成長し 成人の細胞に
役割 高い生産性で脂肪やケラチンとその他のたんぱ質を含む小さな玉を生成し、表皮の隙間を完全に塞ぎ皮膚のバリア機能を形成
④角質層:生きていない細胞層 表面が壁のように形成されている層
※角質細胞は、生まれて4週間かけて成長し死滅する。身体からはがれる角質は1分間で4万個、1日で総量約10gになります。
※参考文献:皮膚の秘密;ヤエル・アドラー著.岡本朋子訳 ソシム株式会社