8月~9月のおすすめ食材

もうすぐお盆です。暑い日が続きますが少しずつ気候は秋に向かっています。薬膳の秋の養生ポイントとしては、「培養潤肺」肺を潤す作用の食物と、体を温める食物(まだ、今の気候は暑いのですが)をとると、健やかに秋を過ごせると思います。肺を潤す食材を中心に載せます

大根:消化を助け体内毒素を分解し、咳や端を鎮める効果

根淡色野菜。涼性食品(体を冷やし熱を除く)。甘味と辛味がある。生では辛く加熱すると甘い。干すと栄養価が増す(カリウム約14倍、カルシウム約23倍、食物繊維約16倍、鉄分約49倍)。栄養素は根:ビタミンC、ジアスターゼ、葉:カロテン、ビタミンC、食物繊維、カルシウム。エネルギーは根:18kcal/100g、葉:25kcal/100g。旬は7~8月、11~3月

梨:喉の痛みや乾きを和らげ、疲労回復の効果

果物。涼性食品(体を冷やし熱を除く)。甘味と微酸味がある。中国では「百果の宗」と呼ばれていた。梨を熱すると胃腸に優しく、れんこんと梨のミックスジュースは二日酔いのむかつきを緩和する。栄養素:食物繊維、ソルビトール、カリウム。エネルギー:43kcal/100g。旬は日本なし9~10月、洋なし10~12月。

はちみつ:各種ビタミンやミネラル豊富。疲労回復、整腸作用がある。

平性食品(滋養・強壮作用がある)。鎮痛・入眠効果もあり、『本草網目』では、「万病に効く不老長寿の薬」とされ、美容食としても使われていた。栄養素:果糖とブドウ糖、ビタミン、ミネラル、酵素、ポリフェノール。エネルギーは329kcal/100g